2013年11月15日金曜日

同人ゲームの作り方(平星高校ゲーム制作部編) 第13回

 こんばんは。
 日曜日のデジゲー博の準備も進んでまいりました。

 今日は第13回です。

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 今回から各セクションごとに本格的なお話をしたいと思います。
 全何回になるかわからなくなってきました……。 


 とにかくまずはすべての始まりとなるシナリオからです。
 
 アドベンチャーゲームを作るにはやはりシナリオが必要です。
 これがしっかりとできてないとかなり致命的です。
 
 サークルのメンバーにもしっかりと納得してもらっていないと、シナリオ担当が考えているものと違ったものができたりするので、
 まず基盤はしっかりと作りましょう。

 私たちはキャラクターから考え始めました。
 30人作りたいという想いがまず先にあったからです。

 シナリオ担当を中心にグラフィック担当や全員からとにかく大量のネタを集めました。
 ・剣道部がいい
 ・ポニーテールの子がほしい
 ・腐女子をいれたい
 ・男の娘をいれたい
 ・ツンデレのコンビを作りたい
 などなど……
 外見も性格もごちゃまぜでネタだしをします。


 次にシナリオのネタだしをします。
 これまた思いついたものを集めます。
 ・幼馴染同士の争い
 ・球技大会
 ・キャンプ
 ・ずっとケンカしている剣道部員同士
 
 ……なんだかいろいろ書くとネタバレになりそうなので、ここは控えておきます。


 そして、シナリオ担当がストーリーを考えつつ、30人のキャラクターをまとめます
 ここは誰か一人でやった方がいいでしょう。
 
 ここで工程とプライオリティが逆転しているのがポイントです。
 キャラクターを先に考えたものの、まとめるときはシナリオからです。
 当たり前と言えば、当たり前ですが、シナリオを面白くするためのキャラクターを揃えましょう。
 ネタだしの段階ではキャラクターのほうがポンポン出てきますが、シナリオを重視するために切り捨てることも大切です。

 シナリオを考えるときですが、この段階では詳細には考えません。
 シノプシスを考える程度です。
 10話にしようというのは決まっていることなので、簡単にまとめました。
 ※ここでもネタバレを防ぎます

 ①始業式。導入
 ②2回目の依頼。ライバルの登場
 ③………
 ④球技大会。恋愛を感じさせないいつもと違う感じの展開にする。加えて……
 ⑤……
 ⑥……
 ⑦学園祭
 ⑧最終話

 中心となる話と何をプレイヤーに与えるかを込みで考えるべきだと思います。
 2話のような書き方ですね。2回目の依頼をメインに据えますが、ゲーム的な発展としてはライバルが登場するということです。
 4話は球技大会を舞台にしつつ、そろそろ恋愛応援に飽きてくると思われるので、別の趣向にすることを重視してます。


 10話分考えたあとは30人のキャラクターの出番を割り振ります。
 シナリオの中心となりそうなキャラクターを考えます。
  高森は千々石が好きという設定にしよう。千々石には親友がいて、それは葉山にしよう。みたいな感じでざっと設定します。

 ①始業式:高森、千々石、葉山
 ②2回目の依頼:金原、鷹取
 ③……以下略

 こんな感じでメインとなるのをまず割り振りました。
 ここまでやれば、なんとなく人間関係も考えているはずなので、キャラクターの設定が見えてくるかと思います。
 ただこの作業はスタピーだからこそ必要だったもので、普通のノベルゲームでは不要だと思います。 

 ……長くなりましたので今回はここまでとします。
 次回は具体的なキャラクター設定の話をしたいと思います。
 たぶん、分量的にそれが限界のようだと思います……。

 今回のまとめ
 ①キャラクターのネタをみんなで出す
 ②シナリオのネタをみんなで出す
 ③シノプシスを作る。テーマも盛り込んでおく

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