2014年4月26日土曜日

同人ゲームの作り方(素材解説編) 第10回 『スクリプト』

こんにちは、ほさかです。 
シナリオができ、絵などの素材もできあがるといよいよ組み立てが始まります。
スクリプトですね。

※今回の画像は前回と同じシーンを用意してるので、見比べるとおもしろいかもしれません。


最初はこんな感じです。
背景と立ち絵をざっくりと決めています。
左画面と右画面があるので、まずはどちらを使うか。
そのあとに立ち絵の立ち位置やサイズもあるので、どれでいくかを選んでます。 
まだ漫符などの細かい演出はいれないです。


で、これが最終形です。
いろいろ見やすくなっています。でないとミスが多発するので……。

最終形はもちろん表情を1ワードずつ変えていったり、漫符などの細かい演出も入れています。
前回書きましたが、表情の指定は本文中にはないので、表情つけるのは
シナリオ書いた人間の作業になります。
これがかなりヤバい作業です。
立ち絵の時にも書きましたが、目の向きまで調整できます。
そして表示してしまっている都合上喋っていないキャラの変化もかなり入れています。
相坂が寒いギャグを言ったときに、相坂の表情はもちろん変えますが、
小野田なら苦笑いしてるし、宮垣はあきれ顔だし、
間部はツッコミをいれるためにセリフがあるとか……。
だいたい1話を完成させるのに……2か月弱かかります。果てしない戦いです。

これは激論パートです。
4ワードくらいしかしゃべってませんが、それだけでこの行数になります。
だいたい600行くらいのシナリオがあれば、スクリプトでは2000行くらいになります。

スクリプトは非常に地味ですが、ここがしっかりしていると非常に魅力的なゲームになると考えます。
それぞれが作り上げた素材をいかすもころすもスクリプト次第ですので。
スタピーは1年ほどシナリオを書き終え、そして1年強スクリプトを触り続けてきました。
まとめあげ、調整している期間が本当に長かったです。
手を抜かずに、最後までいいものにしてやるという執念にも似た忍耐力の為せた業ですね。

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